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英語プレゼンが怖くなくなる!中小企業のためのビジネス攻略法

更新 2026年2月11日 公開 2026年1月22日
小川 陽子

著者紹介 :小川 陽子 (代表取締役)

著者プロフィールを見る

Confident businesswoman delivering a presentation in English with data charts, representing effective business communication skills

「ビジネスで英語のプレゼンって、聞くだけで胃が痛い…」

そんなふうに感じている中小企業の経営者さん、担当者さん、少なくないんじゃないでしょうか?

海外との取引や展示会、オンライン商談が当たり前になった今、英語でのプレゼンテーションは避けて通れない課題です。

でも実際、「どんな構成で話せばいい?」「どこまで英語が必要?」「失敗したらどうしよう…」という不安から、思うように前に進めないことも。

この記事では、そんな不安を抱える方に向けて、“英語プレゼンが怖くなくなる”ための具体的な方法を紹介していきます。

しかもただのフレーズ集ではありません。

・話の組み立て方
・伝わりやすい英語表現
・緊張をほぐすテクニック
・海外との文化の違い 

など、中小企業が海外で“伝える力”を身につけるための実践的なノウハウをギュッと詰め込みました。

これを読めば、きっとあなたの「伝えたい」は、国境を越えて届くはずです。

ビジネス英語プレゼンテーションの重要性

国際ビジネスで「伝える力」は最大の武器

日本の中小企業にとって、海外との接点は年々増えています。

展示会、オンライン商談、提携交渉、資金調達…どの場面でも「英語でのプレゼン」は避けて通れません。

でも心配しないで下さい。

完璧な英語じゃなくても、相手に“伝わる”英語プレゼンができれば、それはもう大きな武器です!

ビジネスの現場では、ネイティブのような流暢さよりも、“何を伝えるか”“どう伝えるか”のほうがずっと大事なんです。

プレゼンが変わると、ビジネスも変わる

たとえば──

  • 自社製品の魅力を端的に伝えられるようになったことで、海外の取引先から信頼を得た
  • 海外展示会で競合に埋もれず、商談チャンスをしっかり掴んだ
  • 出資先の投資家に、事業のビジョンを英語で語り、納得感を与えられた

これらはすべて、「英語プレゼンができた」ことで得られた成果です。

中小企業にこそ必要な“プレゼン力”

大企業と違って、ブランド力やリソースに限りがある中小企業こそ、“伝え方”で勝負するしかありません。

だからこそ、ビジネス英語プレゼンの基本を押さえておくことは、海外進出や国際ビジネスを成功させるための第一歩になります。

英語プレゼンの基本構成

「英語で何を話したらいいかわからない…」という声、とても多いです。

でも実は、英語プレゼンには王道の“型”があります。

この型に沿って考えれば、英語が得意じゃなくても伝わるプレゼンができるのです。

導入(Introduction):まずは自分とテーマを紹介

プレゼンの最初の目的は、「この人の話を聞いてみよう」と思わせること。

ここでは以下の3つをシンプルに話せばOKです。

  • 自己紹介(Who you are)
  • プレゼンの目的(What you’re going to talk about)
  • なぜそれが大事なのか(Why it matters)

例)
“Good afternoon, everyone. My name is △ from XYZ Co., Ltd. Today, I’d like to talk about how our product helps reduce energy costs.”
(皆さん、こんにちは。XYZ株式会社の△と申します。本日は、当社の製品がエネルギーコスト削減にどのように役立つかについてお話ししたいと思います。)

本論(Body):伝えたいことを3つに絞ろう!

ここがプレゼンのメインパート。

伝えたいことがたくさんあっても、3つ以内に絞るのが鉄則です。

なぜなら、聞き手は内容よりも「わかりやすさ」を求めているからです。

構成例はこんな感じにします。

  1. 現状の課題
  2. 自社の解決策(製品やサービス)
  3. それを使った成果 or 展望

例)
“First, let me explain the current challenges in this industry…”
(まず、この業界が現在直面している課題について説明させてください…)

結論(Conclusion):印象に残る締めが大事!

最後は、全体のまとめ+アクション(次にどうするか)で締めましょう。

  • 要点の再確認(Summary)
  • 今後の提案 or 次のステップ(Next action)
  • 感謝の一言(Closing)

例)
“To sum up, our solution can help you cut costs by 30%. We’d love to discuss how we can work together. Thank you for your time.”
(まとめますと、当社のソリューションはコストを30%削減するお手伝いができます。ぜひ協力方法について話し合いたいと思います。お時間をいただきありがとうございました。)

この基本構成さえ押さえれば、あとは中身を当てはめるだけです。

次章では、実際に「どんな英語表現が使えるのか?」を紹介します。

次は、実際に使える英語表現を紹介する章です。フレーズだけでなく「どこでどう使うか」にも触れながら、中小企業の現場で“すぐに使える”ことを意識して構成しました。

プレゼンで使えるビジネス英語フレーズ集

英語でのプレゼンテーションでは、使い慣れた定型フレーズをいくつか知っておくだけで、ぐっと安心感が増します。

ここでは、導入・本題・締めくくり、それぞれの場面で使えるビジネス英語のフレーズを紹介します。

導入時に使えるフレーズ

プレゼンの最初は「自己紹介+話の目的」を伝える場面です。

プレゼンのスタートでは、聞き手に安心感を与え、話の全体像を伝えることが大切です。

  • “Good morning, everyone. My name is ___ from ___. Thank you for having me today.”
     おはようございます。___社の___と申します。本日はお招きいただき、ありがとうございます。
  • “Today, I’d like to talk about ___.”
     本日は、___についてお話しさせていただきます。
  • “This topic is especially important for companies like yours because ___.”
     このトピックは、御社のような企業にとって特に重要です。なぜなら___だからです。

補足: 聴衆の「自分ごと」に感じてもらう表現があると、関心を引きやすくなります。

本題での効果的な表現

要点を整理して話すために、順序を示す・強調する・例を出すなどの表現を活用します。

  • “First, let me explain…”
     まず、___についてご説明させていただきます。
  • “Let’s take a closer look at…”
     ___をもう少し詳しく見ていきましょう。
  • “For example, we achieved ___ by using ___.”
     例えば、私たちは___を使うことで___を達成しました。

補足: 話に「順番」や「根拠」を与えることで、論理的で聞きやすい印象になります。

締めくくりのフレーズ

最後はプレゼンのまとめと、行動につながる言葉で締めるのがポイントです。

  • “To summarize, we believe our solution will help you ___.”
     まとめると、私たちのソリューションは御社が___するうえで役立つと考えています。
  • “We’d be happy to discuss this further after the presentation.”
     プレゼン終了後に、さらに詳しくご説明できれば幸いです。
  • “Thank you very much for your time and attention.”
     ご清聴いただき、誠にありがとうございました。

補足: 最後に感謝を伝えることで、印象を良く終えることができます。

このように、状況に応じて決まった表現を使い分けることで、英語が苦手な方でもスムーズにプレゼンを進めることができます。

次は、プレゼンをより効果的に進めるための具体的なコツを紹介していきます。

プレゼンテーションを成功させるためのコツ

英語力だけではなく、ちょっとした工夫や準備で、プレゼン全体の印象は大きく変わります。

ここでは、中小企業が海外で信頼を得るために押さえておきたい3つの実践ポイントをご紹介します。

視覚的要素の活用

言葉の壁を超えるために、スライドや資料のビジュアルはとても重要です。

  • グラフや図を使って視覚的に説明する
  • スライドには文章を詰め込みすぎず、「短い見出し+キーワード」だけを載せる
  • 英語に自信がない場合こそ、視覚で「伝える工夫」を

視覚情報は言語に関係なく伝わるので、聞き手の理解を助ける強力な味方になります。

聴衆とのインタラクション

聞き手を巻き込むことで、プレゼンの印象がグッと深くなります。

  • Do you have any experience with this issue?
    (この問題、皆さんも経験されたことはありますか?)
  • Let me ask you a quick question.
    (ちょっと質問させてください)
  • Please feel free to stop me if you have any questions.
    (ご質問があれば遠慮なく途中でもお声がけください)

「一方的に話す」のではなく、「双方向」に近づけることで、信頼感と集中度がアップします。

練習の重要性

どんなに準備しても、本番でうまくいくとは限りません。

だからこそ「場数」を踏むことは大切です。

  • 声に出してプレゼンを繰り返し練習する
  • 録音して自分で聞いてみる(語尾の癖やテンポもチェック)
  • シャドーイングでリズムや発音を整える

特に英語のプレゼンでは「スムーズに話せるか」が信頼の大きな要素になるため、練習は自信につながる一番の味方です。

この3つを意識するだけでも、聴き手の反応は大きく変わります。

次のセクションでは、プレゼンの最後に待ち受ける「質疑応答」をどう乗り切るか、一緒に見ていきましょう。

質疑応答の効果的な進め方

プレゼンが終わってホッとした瞬間、やってくるのが質疑応答の時間。

このパート、実は聴衆との信頼関係を築くチャンスなのです。

そして実は、質問が多く出るのは“伝わった証”。

あなたの話に興味を持ち、「もっと知りたい」と思ってくれた結果です。

焦らず、相手の声にしっかり向き合っていきましょう。

質問を受ける際の心構え

まず大事なのは「完璧に答えなきゃ」と思いすぎないこと。

  • “That’s a great question.”
    (よいご質問ありがとうございます)と、感謝のひと言を先に
  • 少し考える余白が欲しいときは “Let me think for a moment.”
    (少し考えさせてください)で時間を作る
  • わからない質問には正直に “I’ll look into that and get back to you.”
    (調べて後ほどお伝えします)と誠実に対応

質問は「不備を指摘する場」ではありません。

プレゼンを対話に変える時間だと思えば、緊張もやわらぎます。

落ち着いて向き合えば大丈夫です。

適切な回答の仕方

英語で答えるのは緊張するものですが、パターンを持っておくと安心です。

  • “In my experience, we’ve found that…”
    (私たちの経験では、~という結果になっています)
  • “One example I can share is…”
    (例として挙げられるのは~です)
  • “To clarify, our main point is…”
    (念のため補足すると、要点は~です)

質問に答える力は、プレゼン後半の印象を大きく左右するカギになります。

答える内容だけでなく、話し方や姿勢も伝わっています。

次は、対面とはまた違う「オンラインプレゼン」のコツへ!

ここからは“画面越し”でも印象を残す方法を見ていきましょう。

オンラインだからこそ難しい、リアルな“落とし穴”とその対策

画面越しのプレゼンは、一見ラクそうに見えて実はハードルが非常に高いです。

海外企業のリズムにのまれて発言のタイミングを逃したり、複数人の外国人の顔が並ぶZoom画面を見て緊張がピークに達したり…

「あれ、何を話すんだっけ?」と頭が真っ白になることも珍しくありません。

さらに、準備した内容が微妙にズレた質問に刺さらない、想定通りにいかない、

その場で答えられず“後で返信”ばかりになってしまうなど、リアルとは違う難しさが多いのが実情です。

そんなオンライン英語プレゼンに、どう備えていくか。

実際によくあるケースをもとに、現実的な対策をお届けします。

1. 話すチャンスは「作っておく」もの

海外企業の会議は、テンポが速くて、誰が話すか明確に決まっていないこともよくあります。

その中で「自分のパート、きっと来るだろう」と待っていては、チャンスを逃すことも。

カットインが難しいときは、事前に“出番”をつくっておくのがコツです。

  • 「このパートでは一言コメントする」とあらかじめ決めておく
    自分の中で“話すタイミング”を事前に設定しておくと、構えて待たずに自然にカットインしやすくなります。
  • 冒頭で「このトピックについて少し話したいことがあります」と伝えておく
    先に意思表示しておけば、後の発言もしやすくなり、相手にも心づもりができます。
  • どうしても入りづらいときは、チャットで発言リクエストを出す
    オンラインなら「この件でコメントしてもいいですか?」とチャットで軽く打診するのも手。流れを止めず、場に参加できます。

こうした準備で、「話す空気をつくる」ことができます。

2. 聞き取れなかったときの“逃げ道”を持つ

オンラインでは音声が途切れたり、早口の英語が聞き取りづらかったりするのは当たり前。

何度聞き返してもわからないと、焦ってしまいますよね。

でも大丈夫。

そんなときに使えるフレーズを事前に準備しておくだけで、安心感が大きく変わります。

  • Let me check if I understood correctly. Did you mean [○○]?
    (きちんと理解できているか確認させてください。○○という意味ですか?)
  • “Just to clarify, did you mean [○○]?”
    (確認ですが、○○という意味でおっしゃいましたか?)
  • “Could I take a moment to check with my team and get back to you shortly?”
    (チームに確認してからご回答してもよろしいでしょうか?)

あとで確認するのではなく、“今この場で理解しようとする姿勢”が信頼につながります。

勇気を持って立ち止まることは、集中している証拠でもあるのです。

3. 「150%準備」がちょうどいい

「オンラインだと、どれだけ作り込んでも、途中の想定外の質問で崩れる」

これは実際によく聞く声です。

だからこそ、プレゼン資料は“声が出なくても通じる”レベルにしておくのが理想。

画面共有のスライドが、あなたの代わりに話してくれるような設計がカギです。

  • キーメッセージは強調して視覚的に目立たせる
  • 「なぜ?」「だから何?」に答える補足をスライド内に含める
  • Q&Aに備えて、想定問答スライドを裏ページに仕込んでおく

こうした“見えない準備”が、緊張をグッと減らしてくれます。

4. 別の切り口で“流れを変える”質問を用意しておく

実際のオンライン商談やプレゼンの現場では、相手企業のペースで議論が進み、なかなか口を挟めないことも多くあります。

そうした場面で効果的なのが、自社の強みや提案の軸を活かした「別視点の質問」を準備しておくこと

これによって、会話の流れそのものをガラッと切り替えることができます。

たとえば:

Could we take a moment to explore how your local distribution channels are currently structured?
(御社の現地流通網の構造について、少し伺ってもよろしいですか?)

Would it be possible to revisit the topic of user feedback integration, especially from emerging markets?
(特に新興国市場からのユーザーの声をどう活用されているか、改めて伺ってもよろしいですか?)

こうした質問は、話題の方向を変えるだけでなく、「こちらもリサーチしている」姿勢のアピールにもなります。

さらに、相手の答えに続けて「自社の場合はこうです」と返せば、自社の強みを自然に伝える絶好のチャンスにもなります。

沈黙や受け身から抜け出すための、攻めの準備としておすすめです。

オンラインでも、信頼はつくれる

どんなに準備しても、想定通りに進まないのがオンラインプレゼンの世界。

でもそれは、“失敗”ではなく“よくあること”です。

話すタイミング、聞き取れない場面、想定外の質問…。

それでも、準備をして、気持ちを整えてのぞめば、伝える力はちゃんと届きます。

続いては、共感を生み出すプレゼンの鍵、「ストーリーテリング」に注目していきます。

心をつかむストーリーテリングの極意

「ただ説明するだけ」では、人の心は動きません。

ビジネスの世界でも、記憶に残るプレゼンには必ず“物語”がある。

ここでは、文化や言語を超えて伝わるストーリーテリングのコツを紹介します。

事例と数字で“リアル”に語る

たとえば、「売上が伸びました」と言うより、

We increased sales by 27% in three months after launching the campaign.
(キャンペーン開始から3か月で売上を27%伸ばしました。)

といった具体的な成果と背景を語るほうが、圧倒的に説得力が増します。

聞き手は自分のビジネスに置き換えて想像でき、「自分にもできるかも」と感じるからです。

STAR法、PREP法で構造を整える

論理的に、でも感情にも訴えたいときは、以下のテンプレが強い味方です。

STAR法(Situation → Task → Action → Result)
経験談を語る時におすすめ。リアルな行動の流れが伝わりやすく、実務力もアピールできます。

PREP法(Point → Reason → Example → Point)
「何を伝えたいか」がブレにくく、主張をシンプルに伝える構成です。

どちらも「聞き手が理解しやすい」順番になっているのがポイント。

プレゼン全体に活用するだけでなく、1つのスライド内で使っても効果的です。

文化を超えて伝わる共通価値を見つける

国や文化が違っても、「顧客に喜んでもらいたい」「成果を出したい」という思いは共通。

そうした“人としての共感”に訴えるメッセージは、どんな相手にも届きやすくなります。

特に中小企業の想いや地道な努力は、海外のビジネスパートナーにとっても印象深い要素になります。

自社のストーリーに誇りを持ち、それを自分の言葉で伝える練習をしておくと強いです。

次は、いよいよ「文化別プレゼン対応」に進みます。

文化の壁を乗り越える!国別プレゼン対応のヒント

海外ビジネスでは、「プレゼンの中身」だけでなく、「伝え方の文化差」も重要です。

国ごとにリアクションや期待値が異なるため、相手に届く話し方・接し方を知っておくとプレゼンの成果がぐっと変わります。

アメリカ:結論ファースト&自己主張が基本

アメリカのビジネス文化では、自信を持って端的に話すことが好まれます。

「何を提案するのか」を最初に提示し、理由やデータで裏付けていく構成が効果的です。

Yes/No の反応もはっきりしており、沈黙=同意ではない点にも注意。

東南アジア:柔らかな表現と関係構築が鍵

タイ、ベトナム、インドネシアなどでは、ストレートな主張よりも、相手に配慮した話し方が大切です。

まずは相手を立てる姿勢で信頼を築き、「この企業は丁寧で誠実だ」と思ってもらうことが先決。

“Yes”=理解した or 聞こえた という意味で使われることもあるので、本当に合意しているかを確認するフレーズも有効です。

欧州:論理性+双方向の対話を重視

ドイツ・フランス・オランダなどでは、プレゼンのロジックの一貫性や双方向での意見交換が重視されます。

話を一方的に進めすぎると「押しつけがましい」と受け取られることも。

“May I ask for your perspective on this point?”
(この点について、御社のお考えを伺ってもよろしいでしょうか?)

このような問いかけを織り交ぜると、対話型の進行が自然になります。

文化の違いに配慮することで、「誠実な企業」として信頼を得やすくなります。

次は、そんな相手の心に届く“プレゼン後”の一手について見ていきましょう。

プレゼン後が勝負?いいえ、「勝負は本番でつける」が鉄則

プレゼンが終わったあと、「あとでお礼メールを送ろう」「資料を見返してもらえれば伝わるかも」──

そんな考えが頭をよぎること、ありませんか?

でも実際は、プレゼンの瞬間がすべて。

伝えきれなかった分を“後追い”で補うのは、基本的に通用しません。

プレゼンとは、相手の集中力・判断力が最も高まっているタイミングで、すべてを出し切るべき「勝負の時間」です。

「フォロー前提」の構えが、チャンスを逃す

よくあるのが、「伝わったかどうか分からないから、あとで資料も送っておこう」という思考。

でも、聞き手にとっては「今ここ」が判断のタイミングです。

だからこそ、プレゼンの準備は120%どころか150%注ぐつもりで臨むべきなのです。

どうしても必要なら「実務連絡」だけ

たとえば、プレゼン中に宿題をもらったとき。

そのToDoと担当、期限を3行以内でメールで送るのはOKです。

  • 【例】
    Thank you for the meeting today.
    ( 本日はお時間をいただき、ありがとうございました。)
  • As discussed, we’ll send the updated pricing plan by Friday, February 9th.
    (お話しした通り、2月9日(金)までに更新した価格プランをお送りします。)
  • Please expect a follow-up from our team lead, Mr. Tanaka.
    ( 弊社チームリーダーの田中より、改めてご連絡いたします。)

これで十分。「長文フォローメール」は一般的ではありません。

録画や資料の送付は「おまけ」程度に

録画URLやアプリで自動作成した議事録を送ることは、「こちらも相応のITリテラシーがある」と示す良い機会になり、信頼構築にもつながります。

ただし、実際に見返されることはほとんどないため、あくまで補足的なPRと捉えるのが現実的です。

添える一言もシンプルに下記でOKです。:

  • Here’s the recording and AI-generated notes for your reference.
    (録画とAIで作成した議事録をお送りします。ご参考までにどうぞ。)

できるだけ、プレゼンの1時間にすべてを込める

最終的に伝えたいのは、「プレゼン後が勝負」ではなく「プレゼン中がすべて」というメッセージです。

「あとで」が通用しない世界だからこそ、その場で伝えきる覚悟と準備こそが、信頼と成果につながるのです。

便利ツール&テンプレ集(保存版)

英語プレゼンの準備や練習には、「これ、もっと早く知りたかった!」という便利ツールがたくさんあります。

ここでは、特に中小企業の実務で役立つ、厳選したツール&テンプレートをご紹介します。

1. 無料で使える英語発音・スピーキング練習アプリ

【ELSA Speak】
AIが発音を細かく分析してくれる人気アプリ。
1日10分のトレーニングでも確実に発音がクリアに。

【YouGlish】
英単語をYouTube動画から検索して、実際の使われ方・発音・イントネーションを一気に学べます。

【VoiceTube】
ビジネス系動画やTEDトークを使って、スクリプト付きでシャドーイング練習ができるアプリです。

2. “とりあえず音読”から始める安心トレーニング

「英語でプレゼンなんて無理…」「まず何を練習したらいいの?」

そう思った方は、“音読”から始めてみるのが一番おすすめです。

プレゼンの完成度を上げるために、原稿の精度や英語の自然さにこだわりたくなる気持ちはわかります。

でも、そもそも声に出さなければ「何が話しにくいか」も見えてきません。

たとえば:

  • 日本語でプレゼン原稿を書き、DeepLやChatGPTで自動翻訳
  • 英訳文を スマホで録音しながら音読
  • 言いづらい単語があったら日本語に戻って表現を調整する
  • 慣れてきたら、英語だけで“自分の言葉”に言い換える練習へ

プレゼンの質は、話す中で磨かれていくものです。

完璧な英文を書いてから声に出すのではなく、声に出すことで原稿の完成度も上がっていく——この流れこそが、中小企業の皆さんにとって現実的で、続けやすいステップです。

3. スピーチ練習を支える“相棒”ツール

【Google Slides + 音声入力】
スライドの「Notes(ノート)」に話しかけるように英語で練習すると、音声入力機能がそのまま文字起こししてくれます。

発音の癖や言い間違いにも気づきやすく、ひとり練習の“壁打ち相手”としても有効です。

【Voice Recorder(スマホ録音アプリ)】
一番手軽で、一番実感があるのが「録音」。
自分の声を客観的に聞くことで、「思ったより声が小さい」「単調に聞こえる」など、話し方のクセや課題がはっきり見えてきます。

【ChatGPT の活用例】
下記のようなプロンプトで、英語表現の自然さや言い回しをすぐにチェックできます。

以下のプレゼン原稿を、より自然なビジネス英語に直して
この英語、丁寧だけどはっきり伝わる言い方に変えて

場数を踏むだけでなく、フィードバックの質を上げることが、自信への近道です。

英語が苦手でも、大丈夫。伝える力は“準備”でつくれる

ビジネス英語のプレゼンは、たしかにハードルが高く感じられます。

でも実は「英語力」よりも「準備力」と「構成力」がモノを言う世界。

相手に届く言葉選び、丁寧な構成、心をつかむストーリーテリング。

そして、想定外を想定しておく“段取り力”。

これらはすべて、日々の業務や社内会議、資料作成で培ってきたあなたの力を少しだけ変換すれば、誰でも手にできます。

パコロアでは、中小企業が「海外で伝わる言葉」を持つことを本気でサポートしています。

英語プレゼンに不安がある方、準備の段階から相談してみたい方は、ぜひ30分の無料相談をご利用ください。

グローバルの場で“伝わる”準備、いま始めてみませんか?

小川 陽子

著者紹介 :小川 陽子 (代表取締役)

英語英文学科を卒業後、中小メーカーの国際部で海外営業に従事後独立。27年以上にわたり、1,900社以上の中小企業の海外展開を支援。国際化支援アドバイザー、海外販路開拓アドバイザー、中小企業アドバイザー(経済産業省系組織)としても活動。

これまでに35カ国での商談・出展・調査を経験。支援対象は製造・小売・サービス・B2B・B2C・D2Cなど多岐にわたり、海外投資・輸出・輸入・展示会・海外SEOなど幅広く対応。

「海外進出は"急がば回れ"。場当たりではなく、"自走できるチカラ"を社内で育て、未来の世界市場で誇れる一社を目指して——今日も中小企業の現場で伴走支援を続けています。」

著者プロフィールを見る

PaccloaQ

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