×
TIPSTIPS

国際輸送の基礎知識と成功事例

公開日時 2024年8月22日
Airfreight Seafreight Loading Unloading Cargo Global logistics

国際輸送は、商品の輸出入を行う際に欠かせないプロセスです。

国境を越えて商品を届けるためには、様々な手続きや規制を理解し、適切な輸送手段を選ぶことが重要です。

また、国際輸送では、税関手続きや国際輸送会社の選定、リードタイムの管理など、多くの要素を考慮する必要があります。

(この記事では、海外法人向け商品(B2B)の国際輸送について説明しています。海外個人のお客様向け小口商品(B2C)を主とする海外配送については、こちらの海外配送を成功させるための方法と選び方をご参照ください。)

国際輸送とは

国際輸送の定義

国際輸送とは、商品や資材が、国内の供給元から外国の消費者や企業へ国境を越えて送られる過程を指します。

この過程では、供給国での輸出通関や、相手国での輸入通関を経て、相手国内での流通が可能となる国際的なプロセスが含まれます。

国際輸送が必要な理由

国際輸送が必要な理由は、グローバル化が進む現代において、企業の競争力を高めるために不可欠であるためです。

市場が国境を越えて広がる中、企業は製品やサービスを世界中の顧客にシームレスかつタイムリーに提供できるようにする必要があります。

これにより、売上の拡大や新しい海外市場への進出が可能になります。

さらに、国際輸送を通じて、各国の資源や製品を活用できれば、自社の製品ラインの充実も図れます。

例えば、海外から原材料を輸入し、それを元に製品を製造することで、競争力のある価格や品質を実現することができます。

また、国際輸送は効率的なサプライチェーンの構築にも寄与します。

それぞれの国において適切な輸送手段やパートナーを選定し、物流コストの削減や納期の短縮を図れば、結果的に顧客満足度の向上につながります。

これらの理由から、国際輸送は貿易や海外進出を実施する企業にとって欠かせない要素であると言えるでしょう。

国際輸送の主な種類

国際輸送は交通手段に基づき、航空輸送、海上輸送、陸上輸送の3つに分類されます。

航空輸送

航空輸送は、国際輸送において非常に重要な役割を果たしています。

特に時間が重要視されるビジネス環境において、迅速な配送手段として多くの企業に支持されています。

航空輸送の最大のメリットは、そのスピードにあります。
航空機を利用することで、商品は数日以内に目的地に到着することが可能です。

そのため、高価な商品や生鮮食品、精密機械、医療品、緊急性の高いアイテムなどを扱う企業にとっては理想的な選択肢となります。

ただし、航空輸送にはコスト面でのデメリットもあります。

後述する海上輸送と比較すると、運送料が高額になるため、経済的な要素を考慮しながら利用することが肝要です。

また、荷物のサイズや重量にも制限があるため、輸送する商品の特性に応じた計画が必要です。

総じて、航空輸送は迅速なサービスを提供できる一方で、コストとのバランスを考慮し、賢く利用することが求められます。

海上輸送

海上輸送は、国際貿易において最も利用される輸送手段の一つです。

大量の貨物や重量のある貨物を効率的に運ぶことができるため、多くの中小企業にとって経済的な選択肢となります。

特に、大規模なコンテナ船を利用することで、一度に多くの製品を輸送可能です。

ただし、海上輸送にはいくつかの注意点もあります。
まず、輸送に時間がかかるため、納期の調整が必要です。

また、悪天候や航路の混雑によって遅延が発生する可能性もあります。

および、帰りの本船に積み込むものが少ない場合は出航を見送るなど、輸送計画が狂う場合もあります。

これに対処するためには、余裕を持ったスケジュール管理が求められます。

陸上輸送

陸上輸送は、商品の輸送において非常に重要な役割を果たしています。
特に、国境を越える際の重要な手段として多くの企業に利用されています。

トラックや鉄道を用いた輸送は、近隣国への貿易だけでなく、広い国土内の都市間、国内流通にも欠かせません。

陸上輸送の最大の利点は、その柔軟性です。

顧客のニーズに応じてルートを調整したり、時間帯に基づいて配送スケジュールを変更することが容易です。

また、他の輸送手段と組み合わせることで、物流全体の効率を高めることが可能です。

一方で、陸上輸送には渋滞や交通事故、悪天候などのリスクがあります。
これらの要因は、納期に影響を与える可能性があります。

また国内に時差があるような広域な国や、インフラ整備が不十分な後進国では陸送輸送費用が、航空輸送より高額になる場合もあります。

輸送計画の段階でリスク管理を行い、スムーズな取引を実現することが大切です。

国際輸送の重要ポイント

国際輸送の重要ポイントは、主に三つの要素から成り立っています。

まずは輸送コストと輸送時間、次に貿易規制と通関手続き、最後にリスク管理です。

輸送コストと輸送時間

輸送コストは、国際輸送において非常に重要な要素となります。

コスト管理を適切に行うことで、全体の利益率を上げたり、競争力を高めたりすることが可能です。

輸送コストには、運賃、通関諸費用(輸出時と輸入時の2ヵ国分)、関税(現地輸入時)、海上保険料、倉庫保管料などが含まれます。

まず、運賃は使用する輸送手段によって大きく異なります。

例えば、航空輸送は迅速ですが、コストは海上輸送の2~3倍(重量によっては10倍以上)と高くなるため、急ぎの貨物に限定されることが多いでしょう。

また、輸入時の関税、現地付加価値税(VAT)、消費税等も商品の最終価格決定のため、事前に計算に入れる必要があります。

および商品によって課される税率は異なるため、事前に調査しておくことが重要です。世界各国の関税率の調べ方については後述いたします。

輸送時間については、例えば、航空輸送は最も早い選択肢であり、数日内に相手先企業に商品を届けることが可能です。

海上輸送はコストパフォーマンスが良い一方で、相手国港に着くまでに数週間、場合によっては1~2か月かかることもあります。

貿易規制と通関手続き

貿易規制と通関手続きは、国際輸送において非常に重要な要素です。

各国には独自の貿易規制があり、これに従わなければ商品が輸入通関できない場合があります。

特に、輸出入が禁止されている商品や、特別な許可が必要な商品については、十分な注意が必要です。

通関手続きは、輸出入の際に必ず行わなければならない手続きで、各国の通関業者が行います。

通関業者はフォワーダー会社の一部門であったり、通関のみを行う独立会社であったり、例えばわが国では、大から小まで2000社以上の通関業者が正式認定されています。

日本税関 全国通関業者一覧表

オーダーメイドで国際輸送網を構築する場合、特定の通関業者を選んで、サプライチェーンに組み込む場合もあります。

しかし一般的には、輸送を担う国際輸送会社が決まれば、自動的に国際輸送会社の協力会社である通関業者、輸出梱包会社、海上保険会社のサービスがワンストップで提供されることがほとんどでしょう。

通関のプロセスでは、必要な書類を提出し、商品の適正評価を受けることが求められます。

書類にはインボイスやパッキングリスト、原産地証明書などが含まれますので、必要な書類を事前に準備しておくことが重要です。

万が一、通関手続きに不備があった場合、商品の通関が遅れたり、最悪の場合、商品が没収される可能性もあります。

従い、貿易規制と通関手続きをしっかりと理解し、正確に行うことが国際輸送の成功に繋がります。

リスク管理

国際輸送におけるリスク管理は、大変重要な要素です。

国境を越える際には、天候や運送業者の都合、さらには通関手続きのトラブルなど、さまざまなリスクが存在します。

まずは、事前にリスク要因を洗い出し、それに対する対策を講じることが必要です。

例えば、天候の影響を受けやすい商品であれば、適切な梱包方法を選定することが重要です。

また、現地での輸入通関のスムーズさも、輸送時間に影響を与えます。

例えば、当局が強い権限を持つアジア某国では、通関遅延は常習化しており、またその理由もかなり不明瞭で、適切な計画を立てることが困難な場合があります。

現地の国際輸送会社(フォワーダー)から情報を事前に入手し、トラブルを想定した輸送時間を確保することが必要です。

さらに、トラブルに備えて保険の検討も忘れてはいけません。
適切な保険を付保しておくことが、万が一のトラブルの備えとなります。

保険には、海上保険、貿易保険、海外PL保険(海外損害保険)等があります。

輸送上の保険は海上保険で、海外企業からの代金回収のリスクヘッジは貿易保険で、海外で発生した自社商品の対人・対物事故の損害賠償は、海外PL保険でカバーします。

リスク管理は、単にトラブル回避のためだけでなく、安心して継続的に海外ビジネスを進めるための不可欠なプロセスといえるでしょう。

しっかりとしたリスク管理を行うことで、国際輸送の成功がより確実なものになります。

国際輸送の具体的な事例

成功事例1: 航空輸送を活用した迅速なデリバリー

国際輸送の成功事例1として、航空輸送を活用した迅速なデリバリーの実例をご紹介します。

A社は、日本からヨーロッパへ工業部品を輸出する中小企業です。

当初は海上輸送を利用していましたが、コロナパンデミックやウクライナ戦争の影響で、本船欠航が続き、リードタイムが読めず、長く顧客からのクレームが続いていました。

そこでA社は空輸の活用に踏み切ることを決めました。

空輸に切り替えることで、納期を大幅に短縮できただけでなく、顧客満足度も向上しました。

また、新たに専門の物流会社とも契約し直し、通関手続きの効率化にも取り組みました。

コスト面では海上輸送には及びませんが、顧客離れを防ぐためにも結果として航空輸送への切り替えは現在進行形で必須となってきており、今後も継続の予定です。

価格転嫁については苦慮していますが、グローバルな計画生産実施のためには、高額な航空輸送も許容される認識が浸透しつつあるため、何とか海外顧客のニーズに対応すべく、戦略のアップデイトを図っているところです。

この事例から学べることは、国際輸送においては世界情勢をにらみながら、柔軟な対応と戦略的な選択が重要であるということです。

変化を恐れず、実際に行動を起こすことは海外企業との信頼構築に役立ち、ビジネスの成長につながります。

成功事例2: 海上輸送を利用した大規模貨物の移送

国際輸送の成功事例2として、海上輸送を利用した大規模貨物の移送に焦点を当てます。

B社は、日本の製造業者で中南米に向けて、重量物機械の輸出を行っている企業です。

大規模な貨物を確実に輸送するため、B社は複数の海上輸送業者との契約を結びました。

この場合、B社は貨物の種類とサイズに応じて、コンテナの選定を行いました。

また、グローバル展開する複数の海上輸送会社のノウハウを生かし、効率的な積載計画を立て、輸送コストの削減と安全性の確保を両立させました。

さらに、通関手続きや運送スケジュールの管理をシステム化することで、部門人員の増加無しで全体業務の最適化を実現させました。

結果として、B社は定期的に大量の機械をトラブルなく輸送し、顧客からの信頼を獲得しました。

このように、海上輸送を利用した大規模貨物の移送は、専門会社の協力を得た、計画的なアプローチが成功の鍵となることがわかります。

成功事例3: 陸上輸送を組み合わせた柔軟な物流

成功事例3として、C社の取り組みをご紹介します。

C社は、アジア市場に商品を輸出する際に、陸上輸送を組み合わせた柔軟な物流戦略を採用しました。

当初、C社は海上輸送のみを利用していましたが、輸送時間が長く、顧客からの要求に応えられないことが課題となっていました。

そこで、海上輸送の距離を最短に変更し、航空輸送を途中経路に加え、最終的な配送は陸上輸送で行うことを決定しました。

この組み合わせにより、運送時間の短縮とコストの最適化を両立させることができました。

さらに、C社は現地の物流パートナーとも連携し、陸上輸送に関する知見を取り入れることで、ルートの最適化や配送スケジュールの管理を追加で進めました。

その結果、これまで以上に納期が短縮され、顧客満足度が大幅に向上しました。

この成功事例は、柔軟な物流戦略がビジネスの成長に寄与することを示しており、企業は常に変化に対応できる態勢を見せることで、海外市場の競争力に応えることができる証となっています。

国際輸送サービスの選び方

国際輸送サービスを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントを考慮することが大切です。

まず、提供されているサービスの範囲を確認しましょう。

海上輸送、航空輸送、陸上輸送などの異なる輸送手段を持つ業者を選ぶことで、柔軟な対応が可能になります。

次に、信頼性や実績を調べることが重要です。

業者の過去の顧客の評価や成功事例を参考にすることで、その業者がどの程度の信頼を得ているかを把握することができます。

さらに、料金設定の透明性も無視できません。

特に、現地通関以降のプロセスで、隠れたコストや追加料金がないか、請求書と見積書を照合し、不明点はしっかりと業者に尋ねることが大切です。

(但し、業者と担当者の癒着があれば、社内不正を適切に見つけることは非常に困難です。

契約者と管理者を分ける、定期的に担当者を変更する、経理部門は外注するなど、ワークフローの見直しを弁護士と適宜行うことが重要です。)

サービス提供者の比較

国際輸送サービスを選ぶ際には、複数のサービス提供者を比較することが重要です。
比較するポイントは、まずサービスの内容です。

たとえ輸送手段や取り扱いの種類が多くても、自社の事業規模に必要なサービスであるかの、確認が重要です。

次に、料金体系の透明性も考慮するべきです。
そのため各社の見積書の費用を、項目ごとに比較することが重要です。

ただし国際輸送会社の見積書を入手すると分かりますが、各社横並びで見積項目の比較が出来るような、分かりやすい体裁ではないため、専門的な知識が必要なことがあります。

見積書内の不明点は、遠慮なく国際輸送会社に確認し、他社より高い項目についてはその理由を把握しておくことで、想定外の出費を避けることができます。

最後に、顧客対応の評価も忘れてはいけません。
現地サポートが充実している業者は、万が一のトラブル時にも信頼できます。

こうした多角的な比較を通じて、自社にとって最も適切な国際輸送サービスを選ぶことができるでしょう。

追加サービスの検討

国際輸送を利用する際、基本的な運送サービスだけでなく、追加サービスを検討することも重要です。

特に、中小企業にとっては、こうしたサービスがビジネスをスムーズに進める鍵となることがあります。

まず、倉庫保管サービスの導入を考慮してみてください。
商品を安全に保管できる場所を持つことで、需要の変動に迅速に対応できます。

また、検品や包装などの付加価値サービスを提供する業者もあります。
これにより、運送前に品質を確保することができるため、顧客満足度の向上にもつながります。

さらに、三国間輸送(三国間貿易)の構築や、保税倉庫の活用など、国際ロジスティクスの最適化の提案を受けることも、国際輸送の可能性を広げる一助となります。

国際輸送には複雑な書類や手続きが伴いますが、専門の業者に任せることで、時間を大幅に節約できるでしょう。

このように、追加サービスを活用することで、国際輸送がより効率的かつ効果的になります。

国際輸送に関わる法規制

国際輸送には、各国で異なる法規制が存在します。

これらの法規制を理解し遵守することが、円滑な輸送を実現するために不可欠です。

各国の貿易規制

各国の貿易規制は、国際取引を行う際に避けて通ることができない重要な要素です。

これらの規制は、国家の経済政策や安全保障に基づいて定められています。
国ごとに異なるため、輸出入を行う前に必ず確認が必要です。

例えば、ある国では特定の製品に対して輸入禁止措置が取られている場合があります。

また、関税や数量制限、輸入許可申請や現地国内流通業者の詳細が必要な場合もあります。各企業は必要な手続きを怠ることなく、スムーズに提供する必要があります。

さらに、貿易規制は時折改訂されることがあるため、最新情報を常にチェックすることが求められます。

これには現地のフォワーダーが現地当局の動向を定期的に把握していることが重要で、必要なコネクションを持つローカルフォワーダーの存在は、国際ビジネスの成功に繋がります。

通関手続きのポイント

通関手続きは、国際輸送において非常に重要なステップです。このプロセスをスムーズに進めるためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

まず、必要な書類を事前に準備することが大切です。商業インボイスやパッキングリスト、原産地証明書などが必要になります。

これらの書類が整っていない場合、輸入通関ができず、貨物は止められ、倉庫保管料が毎日発生します。

商業インボイスやパッキングリスト、原産地証明書などは輸出企業が作成しますが、輸出時に書類不備の指摘がなくとも、到着時の輸入通関で書類不備、もしくは情報不足が指摘されることもありますので、都度適切な対応を心がけます。

次に、関税の適用や規制について理解しておくことも重要です。
商品の関税はHSコードを調べることである程度特定することができます。

HSコードとは「商品の名称及び分類についての統一システムに関する国際条約」に基づいて品目毎に定められているコードで、「関税分類番号」とも呼ばれます。

世界各国の関税率(WorldTariff)については、下記から調べられます。

世界の関税率情報データベース「WorldTariff」(Jetro)

世界178カ国・地域の関税率の検索が可能。
MFN税率(WTO協定税率)の他に、GSP(特恵税率)の税率も収録。
輸入時にかかる諸税(付加価値税・売上税・酒税など国により様々)も調査可。

輸出産品のHSコードを確認する(日本商工会議所) 

特定の関税率が適用される場合など、輸入者を通じて輸入国税関に確認するなど、事前にリサーチを行い、適切な手続きを進めましょう。

最後に、信頼できる通関業者との連携も忘れてはいけません。

専門知識を持った業者を選ぶことで、複雑な手続きを効率的に進められます。
これらのポイントを踏まえ、通関手続きが円滑に進むよう心がけましょう。

まとめ

国際輸送は、現代のグローバル経済において重要な役割を果たしています。

企業が海外市場に進出する際、適切な輸送手段を選び、スムーズな物流を確保することが不可欠です。

成功する国際輸送のためには、事前のリサーチや計画が重要です。

地域ごとの法律や規制、貿易条件を理解し、適切な物流パートナーを選ぶことで、トラブルを避けることができます。

また、輸送コストの最小化や納期の遵守も成功のカギとなります。

まとめとして、国際輸送を通じて新たな市場機会を探る企業にとって、知識と経験の蓄積が成功をもたらすでしょう。

これからの国際ビジネスで競争力を維持するために、国際輸送の重要性を再認識し、積極的な対策を講じることが大切です。




(株)パコロアでは、中小企業がはじめて国際輸送に取り組む際の、グローバルロジスティクス構築から貿易実務担当者育成まで、実際の海外企業との取引を伴走しながら、クライアント企業様が3年以内に直接貿易体制を自走できるよう毎日OJT支援を行っています。

自社の商品やサービスを海外で販売してみたい、海外に拠点を設立したい、海外事業をこれからの新規事業の柱として育てていきたい、とお考えの中小企業さまは、いつでもお気軽に(株)パコロアにご相談ください。

中小企業のコンサルティング&実務(OJT)支援ならお任せください。
延べ1900社以上の海外進出支援実績