海外ビジネスについて「貿易コンサルティング」と検索すると、物流会社、通関会社、貿易代行会社、海外進出を支援するコンサルティング会社など、さまざまなサービスが見つかります。
同じ「貿易コンサルティング」でも、支援内容は大きく異なります。
大きく分けると、
- すでに輸出入を行っている企業の物流・通関・貿易実務を支援する「貿易実務・物流型」
- これから海外へ売りたい企業の市場調査・販路開拓・海外事業づくりを支援する「海外ビジネス立ち上げ型」
- すでに海外展開しているものの、売上や販路が伸び悩んでいる企業を支援する「海外事業拡大型」
の3つがあります。
たとえば、
「海外に売りたい商品はあるが、どの国から始めればよいか分からない」
「海外の販売先や代理店を見つけたい」
「輸出経験がなく、何から手をつければよいか分からない」
「すでに海外展開しているが、思うように事業が広がらない」
という企業が必要としているのは、輸出手続きだけを支援する会社ではないかもしれません。
この記事では、貿易コンサルティングの種類と違いを整理しながら、これから海外ビジネスを始める企業だけでなく、すでに海外展開している企業も含め、自社の状況に合った支援をどう選べばよいのかを具体的に解説します。
貿易コンサルティングとは
貿易コンサルティングとは、企業が海外との取引(輸出・輸入)を行う際に必要となる、戦略立案や実務設計、リスク管理などを支援するサービスです。
ただし、「貿易コンサルティング」という名称で提供されているサービスの範囲は会社によって大きく異なります。
大きく分けると、次の2つのタイプがあります。
貿易実務・物流型
すでに「どの商品を、どの国の、どの取引先へ売るか」が決まっており、実際に商品を輸出入する段階を支援するタイプです。
主な支援内容には、
- 輸出入手続き・貿易書類の作成
- 通関・関税への対応
- 国際物流・輸送方法の設計
- 貿易実務の代行
- 輸出入に関する契約・決済の支援
などがあります。
「海外の取引先は決まっている。あとは安全かつ効率的に商品を届けたい」という企業には、このタイプの支援が適しています。
海外ビジネス型
一方、これから海外市場を開拓する企業では、輸出手続きを考える前に、
- どの国・市場を狙うのか
- 誰を顧客とするのか
- どのような方法で販売するのか
- 現地で競争力のある価格をどう設定するのか
- 代理店・販売先をどう開拓するのか
といった、海外事業そのものを組み立てる必要があります。
この段階では、物流や通関だけではなく、市場調査、海外向けのビジネスモデル、販路開拓、営業・マーケティングなどを含めて検討します。
特に、まだ輸出経験がない企業の場合は、「どう輸出するか」より先に「海外でどう売るか」を考えることが重要です。
その前に、自社が海外展開を進められる状態にあるかを確認したい方は、こちらも参考にしてください。
→ 海外進出は実現可能ですか
貿易コンサルティングが必要な企業
貿易コンサルティングに必要な支援は、企業が海外ビジネスのどの段階にいるかによって異なります。
大きく分けると、次の3つのケースがあります。
すでに輸出しているが、貿易実務に課題がある企業
すでに海外との取引があり、販売する商品や取引先も決まっているものの、
- 輸送コストや物流費を見直したい
- 通関や輸出書類の処理に時間がかかっている
- 国ごとの規制や認証への対応が難しい
- 貿易実務を担当できる人材が不足している
といった課題を抱えている企業です。
この場合は、輸出入手続き、通関、物流、貿易書類などを専門とする「貿易実務・物流型」の支援が適しています。
これから海外市場に挑戦したい企業
まだ輸出経験がなく、
- 海外に売りたい商品・サービスはあるが、どの国を狙うべきか分からない
- 海外の販売先や代理店をどう探せばよいか分からない
- 海外向けの価格や販売方法が決まっていない
- 何から始めればよいか分からない
という企業です。
この場合は、輸出手続きだけでなく、市場選定、海外での売り方、販路開拓、ビジネスモデルなど、海外事業の立ち上げから考える「海外ビジネス立ち上げ型」の支援が適しています。
すでに海外展開しているが、次の一手が見えない企業
すでに海外へ輸出していても、事業が思うように広がらないケースがあります。
たとえば、
- 特定の国や取引先に海外売上が偏っている
- 代理店を増やしたいが、なかなか進まない
- 海外展示会には出展しているが、その後の案件につながらない
- 引き合いはあるものの、継続的な売上にならない
- 海外売上が一定のところから伸びない
といった状況です。
この場合は、単に新しい販売先を探すだけではなく、これまでの海外展開を一度振り返り、市場、顧客、商品、販路、営業方法、社内体制など、事業全体を俯瞰して、どこがボトルネックになっているのかを先に確認することが重要です。
そのうえで、次に取り組む市場や販路、営業方法などを見直していく「海外事業拡大型」の支援が適しています。
海外ビジネスが思うように進まない原因は、販路不足だけとは限りません。
実際にどのようなところでつまずきやすいのかは、こちらの記事でも詳しく解説しています。
→ なぜ日本企業は海外進出で失敗するのか?よくある誤解と対策
輸出ゼロの企業が海外ビジネスを始めるプロセス
初めて海外へ商品を販売しようとすると、「まず輸出手続きや貿易実務を調べなければ」と考えがちです。
しかし、輸出手続きが必要になるのは、海外ビジネスの方向性や販売方法がある程度決まってからです。
まだ輸出経験がない企業では、次のような順番で考えていきます。
① 海外市場を調べる
まず、自社の商品・サービスを「どの国の、誰に売るのか」を検討します。
市場規模だけでなく、競合商品、価格帯、顧客ニーズ、規制、流通構造などを調べ、自社の商品がどの市場で可能性があるのかを絞り込んでいきます。
② 海外での売り方を決める
次に、どのような方法で顧客へ販売するのかを考えます。
海外販売には、
- 現地代理店・ディストリビューターを通じて販売する
- 海外企業へ直接販売する
- 小売店へ直接販売する
- 越境ECで消費者へ直接販売する
など、さまざまな方法があります。
同じ商品でも、どの販売方法を選ぶかによって必要な価格設定、営業方法、パートナー、物流などが変わります。
③ 販売先を開拓する
市場と売り方がある程度見えてきたら、実際の顧客や販売パートナーを探します。
海外展示会、商談会、企業への直接営業、オンラインでの営業など、自社の商品やターゲットに合った方法で市場との接点を作り、実際の反応を確認していきます。
④ 輸出・取引の仕組みを整える
取引が具体化してきた段階で、初めて実際の輸出に必要な仕組みを整えていきます。
たとえば、
- 取引条件(インコタームズ)
- 支払い条件
- 契約
- 輸出書類
- 輸送・通関
- 保険やリスク管理
などです。
つまり、輸出ゼロの企業が最初に考えるべきなのは、「どうやって海外へ運ぶか」ではなく、「誰に、どのように売るか」です。
貿易実務は海外ビジネスに欠かせませんが、それだけでは海外の顧客は見つかりません。
海外販売をこれから始める企業向けに、最初に確認したいことを5ステップに整理しています。
→ 中小企業の海外販売スタートガイド|最初の5ステップチェックリスト【無料DL】
貿易コンサルティングの支援内容
貿易コンサルティングの支援内容は、企業の海外展開の段階によって異なります。
すでに販売先が決まっている企業であれば、物流・通関・貿易実務が中心になります。
一方、これから海外市場へ参入する企業や、すでに海外展開しているものの伸び悩んでいる企業では、市場調査や販路開拓だけでなく、海外事業そのものを見直すところから支援が始まることもあります。
海外市場調査・ビジネスモデルの検証
海外市場調査では、市場規模や競合を調べるだけでなく、日本で成立しているビジネスモデルが、海外でも成立するのかを確認します。
たとえば、
- 日本と同じ価格で販売できるか
- 現地ではどのような商品・サービスが競合になるか
- 日本とは異なる販売チャネルが必要ではないか
- 規制や認証によって販売方法が制限されないか
- 海外でも必要な利益を確保できるか
などを検証します。
「市場が大きい国」と「自社が事業を成立させやすい国」は、必ずしも同じではありません。
そのため、統計情報だけで判断するのではなく、競合、価格、顧客、規制、流通構造などを調べながら、自社がその市場でどのように事業を成立させるのかを考えていきます。
海外市場調査を自社で進める方法については、調査項目や進め方をこちらの記事で詳しく解説しています。
→ 輸出マーケティングを成功させる!自社で行う海外市場調査の手順と実践アドバイス
海外販路の開拓
進出する市場や売り方が見えてきたら、実際の顧客や販売パートナーを開拓します。
たとえば、
- 海外代理店・ディストリビューターの開拓
- 海外企業への直接営業
- 展示会・商談会の活用
- 海外向けWebサイトやデジタルマーケティング
- 既存の取引先やネットワークを起点とした市場開拓
などがあります。
重要なのは、単に「海外企業を探す」ことではなく、自社の商品や市場に合った販路を選び、継続的に売上につながる方法を作ることです。
輸出・取引スキームの構築
実際の商談が進んできたら、継続して取引できる仕組みを整えます。
- 取引条件(インコタームズ)
- 価格・支払い条件
- 契約
- 輸出書類
- 為替や代金回収などのリスク管理
などを整理し、海外取引を継続できる体制を作ります。
物流・通関の設計
商品を実際に海外へ届ける段階では、輸送方法、通関、関税、輸送コスト、納期などを整理します。
また、食品、化粧品、医療機器、化学製品などでは、国によって輸入規制や認証、表示などへの対応が必要になる場合があります。
この領域は、必要に応じて物流会社、通関業者、各分野の専門家と連携して進めることもあります。
貿易コンサルティングの費用相場
貿易コンサルティングを検討する際、多くの企業が気になるのが費用の目安です。
ただし、貿易コンサルティングは支援内容やプロジェクトの規模によって費用が大きく変わるため、明確な相場が分かりにくい分野でもあります。
一般的には、次のような料金体系が多く見られます。
スポット相談・アドバイザリー
特定の課題について短時間の相談やアドバイスを受ける形式です。
- 費用目安:1回3万円〜10万円程度
例えば、
- 輸出を始める際の基本相談
- 貿易実務や契約条件の確認
- 海外ビジネスの方向性についてのアドバイス
など、比較的短期間の課題整理に利用されます。
調査・戦略立案プロジェクト
海外市場調査や参入戦略の設計など、一定期間のプロジェクトとして支援を受けるケースです。
- 費用目安:50万円〜300万円程度
例えば、
- 海外市場調査
- 参入国の選定
- 海外ビジネスモデルの設計
- 販路開拓戦略の策定
など、海外展開の初期段階で必要となる調査や戦略設計が含まれます。
継続支援・顧問契約
海外ビジネスを継続的に進めるために、月額契約で支援を受けるケースです。
- 費用目安:月額10万円〜50万円程度
例えば、
- 海外販路開拓のサポート
- 海外パートナーとの交渉支援
- 海外事業の進行管理
- 貿易実務に関するアドバイス
など、海外事業の立ち上げから拡大まで、継続的な支援を受けることができます。
費用だけでコンサルを選ばないことが重要
貿易コンサルティングは、同じ価格帯でも支援内容が大きく異なります。
これまで見てきたように、
- 貿易実務・物流を支援する
- 海外ビジネスの立ち上げを支援する
- すでに進めている海外事業の拡大を支援する
では、必要な専門性も実際に行う業務も異なります。
そのため、単純に料金を比較するのではなく、「自社はいま何に困っていて、その会社はどこまで支援してくれるのか」を確認したうえで比較することが重要です。
貿易コンサルティングの費用だけでなく、市場調査、海外展示会、Webマーケティング、販路開拓など、海外展開全体で必要になる費用を確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
→ 海外進出に必要な費用一覧(海外販路開拓編)
貿易コンサルティングを選ぶときの視点
「貿易コンサルティング」と検索して見つかる会社でも、得意分野や支援範囲は大きく異なります。
自社に合った支援先を選ぶためには、料金や会社規模だけでなく、次の3つの視点から確認してみてください。
売る支援か、運ぶ支援か
まず確認したいのが、その会社が得意としているのは「海外で売るための支援」なのか、「商品を海外へ運ぶための支援」なのかという点です。
すでに取引先が決まっていて、輸出入手続き、通関、物流、貿易書類などに課題がある場合は、「貿易実務・物流型」の会社が適しています。
一方、
- どの国を狙うべきか分からない
- 海外での売り方が決まっていない
- 販売先や代理店を開拓したい
- すでに海外展開しているが、売上が伸びない
といった課題であれば、「海外ビジネス立ち上げ型」や「海外事業拡大型」の支援が必要です。
同じ「貿易コンサルティング」という名称でも、「売る」と「運ぶ」では必要な専門性が異なります。
どこから、どこまで支援してくれるのか
次に確認したいのが、支援範囲です。
たとえば「海外販路開拓支援」と書かれていても、
- 市場調査やターゲット国の選定から行う
- 販売戦略を一緒に考える
- 代理店候補企業のリストを作る
- 海外企業へのアプローチまで行う
- 商談や交渉まで伴走する
など、実際に行う業務は会社によって異なります。
「何を支援してくれるか」だけでなく、どこから支援が始まり、どこまで一緒に進めるのかを確認しておきましょう。
どのような課題を、どう解決してきたのか
実績を見る際は、支援企業数や海外案件数だけで判断するのではなく、具体的な支援内容を確認します。
たとえば、
「どのような課題があり、何を行い、その後どうなったのか」
まで分かる事例があれば、自社と似た課題への対応経験があるかを判断しやすくなります。
「海外展示会への出展を支援した」「海外企業との商談を実施した」といった活動実績だけでは、その後、海外事業がどう進んだのかまでは分かりません。
自社が抱えている課題に近い事例があるか、その会社がどのような考え方で海外事業を支援しているのかまで確認するとよいでしょう。
外部支援を活用する場合でも、コンサルの選び方を誤ると成果につながらないケースも少なくありません。
よくある失敗パターンはこちらで整理しています。
→ 海外進出がうまくいかない理由|中小企業が見落としがちなコンサル選びの落とし穴
貿易コンサルティングだけでは海外事業は進まない
海外ビジネスでは、「貿易」という言葉から輸出入手続きや物流、海外との商談などをイメージする方も多いかもしれません。
しかし、実際に商品やサービスを海外で継続的に販売するためには、その前後に多くの仕事があります。
たとえば、
- 海外展開の目的や事業計画を整理する
- 海外向けのビジネスモデルを検討する
- ターゲット市場や顧客を決める
- 必要に応じて商品やサービスを海外向けに見直す
- 価格や販売方法を決める
- 海外向けWebサイトや営業ツールを整える
- 規制・認証への対応を確認する
- 展示会や営業活動で顧客・パートナーを開拓する
- 商談・交渉を進める
- 契約や法務面を整える
- 取引が決まったら、輸出・物流・通関の仕組みを整える
といった一連のプロセスがあります。
つまり、貿易実務は海外ビジネスに欠かせない仕事ですが、海外事業全体から見ると、そのほんの一部分です。
一部分だけを外部に依頼すると、全体をつなぐのは自社になる
市場調査、Webマーケティング、展示会、営業、契約、物流など、それぞれの業務を専門会社へ依頼することもできます。
ただし、その場合に考えておきたいのが、「誰がそれぞれの仕事をつなぎ、海外事業全体を動かすのか」という点です。
たとえば市場調査をした結果が、商品や価格の見直しにつながらなければ、調査だけで終わります。
展示会へ出展して多くの名刺を獲得しても、その後の営業方法や社内のフォロー体制がなければ、継続的な売上にはつながりません。
海外向けWebサイトを作っても、ターゲット顧客や販路、営業活動とつながっていなければ、サイトだけが独立してしまいます。
個々の業務を専門家へ依頼しても、海外事業全体を見ながら「次に何をするのか」を判断する役割は必要です。
コンサルティング会社の料金だけでなく、支援範囲を見る
月額料金やスポット料金が安く見えても、支援範囲が限定されていれば、それ以外の業務は自社で考え、必要な専門家を探し、それぞれを管理することになります。
海外事業では、市場調査、商品・サービスの見直し、Webサイト、販路開拓、展示会、営業、規制対応、契約、物流など、さまざまな業務が連動しています。
そのため、一部分だけを切り出して外部へ依頼すると、それぞれの業務をつなぎ、優先順位を決め、次に何をするのかを判断する役割が自社に残ります。
社内に海外事業全体を管理できる人材や十分な経験があれば、それぞれの専門会社へ個別に依頼する方法もあります。
一方、そうした体制がない場合は、個々の業務だけを支援する会社ではなく、海外事業全体を理解し、必要な専門家とも連携しながら、一連の海外展開をまとめて支援できる会社を選ぶことが重要です。
貿易コンサルティングを比較する際は、月額料金だけを見て判断するのではなく、
「この会社に依頼した場合、自社には何の仕事が残るのか」
まで確認してみてください。
よくある質問(FAQ):貿易コンサルティングについて
Q1. 輸出経験がなくても貿易コンサルティングを利用できますか?
はい。むしろ輸出経験がない企業の場合は、輸出手続きを始める前に、市場選定や海外での売り方、販路などを整理することが重要です。
ただし、貿易コンサルティング会社によって支援範囲は異なります。
物流や通関などの貿易実務を専門とする会社もあれば、海外市場調査や販路開拓、海外事業の立ち上げから支援する会社もあります。
初めて海外展開する場合は、輸出手続きだけでなく、海外事業の立ち上げから相談できる会社を選ぶとよいでしょう。
Q2. コンサルティングを使わず、自社だけで海外展開することはできますか?
もちろん可能です。
ただし、海外展開では、市場調査、商品や価格の検討、規制対応、販路開拓、営業、契約、物流など、複数の業務を並行して進める必要があります。
社内にこれらを経験した人材がいれば自社で進めることもできますが、初めての場合は、何をどの順番で進めるべきかの判断に時間がかかることがあります。
すべてを外部へ依頼する必要はありませんが、自社だけでは判断しにくい部分を整理するためにコンサルティングを利用するという方法もあります。
Q3. 貿易コンサルタントはどうやって見つけたらよいですか?
「貿易コンサルティング」だけでなく、「海外進出 コンサル」「海外展開 支援」などでも検索してみてください。そして、候補となる会社が見つかったら、まずWebサイトをよく確認することをおすすめします。
Webサイトがない、何を支援しているのか分かりにくい、具体的な支援実績や海外ビジネスに役立つ情報がほとんど掲載されていない場合は、慎重に検討した方がよいでしょう。
なぜなら、中小企業が海外展開する際、Webサイト、とりわけ海外顧客に向けた英語サイトは、重要な営業・情報発信の基盤になるからです。
海外展開を支援するコンサルタント自身がWebサイトを十分に活用できていなければ、海外向けWebサイトやデジタルマーケティングを含む海外事業全体を支援できるのか、確認する必要があります。
商工会議所、自治体、金融機関などから紹介を受けた場合も同様です。紹介されたという理由だけで決めず、必ずその会社のWebサイトを確認してみてください。
そのうえで、自社が必要としている支援と、その会社の得意分野が合っているかを確認します。
貿易実務や物流を相談したいのか、これから海外事業を立ち上げたいのか、すでに行っている海外事業を拡大・立て直したいのかによって、選ぶ会社は変わります。
候補が見つかったら、料金だけでなく、支援範囲や具体的な支援事例まで確認してみてください。
Q4. すでに貿易コンサルタントに依頼していますが、あまりうまくいっていません。どうすればよいですか?
まず、現在のコンサルティング会社を続けるかやめるかを決める前に、海外事業がどこで止まっているのかを整理することが重要です。
市場の選び方に問題があるのか、商品や価格なのか、販路なのか、営業方法なのか、社内体制なのか。あるいは、コンサルティング会社の支援範囲と現在の課題が合っていない可能性もあります。
原因が分からないまま契約を続けても、反対にコンサルティング会社を変更しても、同じ問題が続くことがあります。
まず海外事業全体を俯瞰し、現在のボトルネックと、次に何を変える必要があるのかを確認してから判断するとよいでしょう。
海外ビジネスの進め方に迷ったらご相談ください
海外ビジネスの進め方に迷ったらご相談ください
海外ビジネスでは、問題が起きている場所と、本当の原因が同じとは限りません。
「代理店が見つからないから、代理店を探す」
「展示会で成果が出ないから、別の展示会に出る」
「問い合わせが少ないから、海外向けWebサイトを作り直す」
と対策を重ねても、原因が別のところにあれば、なかなか状況は変わりません。
パコロアでは、特定の施策をすぐに提案するのではなく、まず海外事業全体を俯瞰し、何がボトルネックになっているのかを整理します。
これから海外展開を始める企業だけでなく、
- 海外展開を始めたものの、思うように進んでいない
- 展示会や代理店開拓を続けているが、売上につながらない
- 現在コンサルティング会社に依頼しているが、成果が見えない
- 今の取り組みを続けるべきか、見直すべきか判断できない
といったご相談にも対応しています。
まず現在地を整理したい方へ
海外事業の課題や優先順位を整理したい企業向けに、「海外進出チェック」をご用意しています。
海外事業全体を確認し、現在の課題や今後検討すべきポイントを整理した診断レポートをお渡しします。
→ 自社分析レポート『海外進出チェック』の詳細を見る
まず話して整理したい方へ
「何が問題なのか、自社でもまだよく分からない」という段階でも構いません。
「自社の状況に合わせて直接相談したい」という企業様は、30分間の無料・壁打ち相談もご利用いただけます。お気軽にご連絡ください。